Posted in 小児科医のツブヤキ

小児科勤務で感じたこと

感じたこと

私は京都下京区在住で小児科勤務をしています。
勤務年数は10年になります。
小児科というのは、いつも混んでいます。

小さな赤ちゃんからやんちゃな小学生まで大勢のお子さんが来ています。
病院には、体調が悪くてきているお子さんが大多数ですが、
予防接種にくるお母さんやお子さんもとても多いですが
いろいろと考えさせられることが多いです。

予防接種というには子供が生まれてから接種する月数がきまっています。
生後何カ月から何歳までにうつことなど、決められています。

それは、副作用をなるべく起こさないように一番いい状態のときを
えらんで摂取するようになっているのですが、意外なくらい受けさせないお母さんも
中にはいらっしゃるのです。

はしか

赤かちゃんがなってはこわい病気というのもいろいろありますけど
その中に「はしか」というものがあります。

これは、生後半年くらいでみなさん、受けさせるもので、予防接種をうければ
まず「はしか」にはならないと言われています。
でも、受けなかったために、実際に「はしか」になってしまったお子さんがいました。

おかあさんには、散々もうはしかの予防接種をうけさせたほうがいいといっていたのに
そのうち受けますと言うばかりだったのです。

お母さんがなってのではないから、つらさはわからないのかもしれませんが
40度近くの熱が1週間も下がらないというのは、とてもお子さんの体にとっては
負担の大きいことなのです。

それを知っているのかと疑ってしまいます。
そういう母親が実は増えていてとても、頭がいたいところです。

スマートフォン

また、診察に見える若いおかあさんの多くは、いま流行りのスマートフォンをもって
なにやらずっと画面をみています。

そのときお子さんが、ひどい咳をしながらふらふらと歩きまわったり、
他の患者さんにぶつかってしまっていても知らん顔の方が多いです。
マスクをさせてくださいといっても、忘れたの一言だったら聞こえないふりを
される若いおかあさんもいます。

とても悲しいことですね。
子供は母親をみて育つといっても過言ではないです。
なんでも親のまねからはいるとも言われています。

家にいても、満足に子供の話しを聞かないで、スマートフォンばかりみている。
母親がいいはずがないですね。

でも、10年前の母親と今の母親はあきらかに違ってきていると思うのは私だけでないはずです。
すくなくとも、携帯が世の中にこんなにも浸透していなかったときは、
ここまでのことはなかった気がするのです。

世の中が便利になればなるほど、子どもと顔をみて話すということも少なくなっているようです。
さらには食のみだれもある気がします。
ドクターが母親に日々どういうものを食べているのか尋ねると、
ファンクフードを食べている様子がわかってきます。

ハンバーガーとポテトを食べさせ、コーラなどもよく飲ませているようです。
子供にこのようなものばかりたべさせていると、肥満にもなりますしとても健康的とも言い難いですね。
もっと食育を社会全体で、広めないとまずいような気が日々しています。